【コラム】何かできるようになる感動を味わってほしい
- 2025.01.07
私がバレエを教えていて思っていることは、「何かができるようになる感動を味わってほしい」ということです。
何かができるようになる過程ではたくさんの失敗がありますが、失敗を気にして欲しくないのです。
失敗なんかただの経験の一つです。
その失敗の解決策が見つからないときは何度も同じ失敗を繰り返すこともあります。
でも試行錯誤しながら克服したり、先生から目から鱗のアドヴァイスをいただいたりしてできるようになると小さな感動が生まれます。
進歩のスピードは十人十色。
苦労して手に入れたものほど思い入れも強くなるものです。
諦めなかった人だけがこの小さな感動と出会えます。
諦めてしまったらいつまでたっても1回転。いつまでたってもターンイン。いつまでたっても飛べず。
ジュニアの子の中では、コンクールやオーディションに参加してみれば、思うような結果が出なかったということは何度もあるものです。
原因が技術的なミスであったり緊張しすぎて実力が出せなかったり。
それもただの経験の一つです。
ただ次を見据えて練習すればいいだけのことです。
ちなみに、いつでも自信満々だったり、不安とは無縁の人ってこの世の中に皆無です。
いたとしても結果残せてないと思います。
発表会などの舞台なんかだって、みんなドキドキしながら舞台に立つものです。
人というものはそんなに強いものではありません。
ですが、みんな自分の壁を打ち破るだけのエネルギーは持っているものです。
そのエネルギーを使うか使わないかは自分の思いひとつ。
人のエネルギーは無限大です。
使わない手はありません。
今年1年で自分がどのくらい進化できるか、ちょっと頑張ってみませんか?