【コラム】コンセルバトワール・パリ合格!
- 2024.03.08
InstagramやFacebookで速報いたしましたが、当スタジオジュニアSクラス在籍の生徒がフランスパリのコンセルヴァトワールに合格しました!
元旦から渡仏してワークショップを受講し、一時帰国した後オーディションに再渡仏して掴んだ合格の知らせです。
バレエをやっていると度々壁にぶつかり伸び悩むことも常ではありますが、彼女は七転び八起きの精神で毎日夜遅くまで居残り練習して頑張っていました。
目標を決めてからは徹底的に体の使い方やオペラ座スタイルの習得につとめ、私も細かく厳しく指導しました。
何より昨秋にパークサイドバレエスタジオでトマ・ガルース先生による指導を受けられたこともバレエの資本になったと思います。
時間をかけて、手取り足取り、何度も見本を見せていただきながら練習できた成果です。
また、ジュニアSクラスでは普段はワガノワスタイルのレッスンを細かく練習していますが、その練習で鍛えられた筋力と基礎力が功を奏しています。
ここに至るまでは山あり谷あり色々ありました。
でも腐らず真摯にバレエと向き合い続けることができたということは彼女の芯の強さであり才能でもあります。
そして何よりも、影に日向に支え続けてくれたご家族があってこそのことだということは、本人も肝に銘じておいてほしいものです。
幸運は誰のもとにもやってくるものではありません。
日々の行いや人間力こそが幸運の源泉だと思っています。
勝って兜の緒を締めよ。
次の喜びに向けて今日からまた頑張りましょう!
ところでフランスのバレエはロシアのバレエと違い、より優雅さや品性が求められ、特に足の使い方や見せ方は一番気を使うスタイルです。
普通の日本人には少し苦手なことも多いスタイルですが、彼女の美脚はフランス向きでした。
先日パリ・オペラ座のヌレエフ版白鳥の湖を観てきましたが、バレエがフランスの振付家であるマリウス・プティパによってロシアバレエを世界へと花開かせ、そしてロシアのルドルフ・ヌレエフがパリ・オペラ座で白鳥の湖を振り付け確固たる地位を築きました。
何か感慨深いものがあります。
というのもロンドン留学中にバレエ史を学び論文を書いていた頃を思い出し、懐かしくもありバレエの懐の深さのようなものを感じ入ったりしています。
ともあれ、国立のバレエ学校ゆえ、入学前には厳格なフランス語の審査があります。
一難去ってまた一難!?
感謝
(パークサイドバレエスタジオブログより)